fc2ブログ

シリコン型用ゲートカッター

シリコン型のゲートをカッターで切り出すと太さが一定になりにくく、
特に細いゲートを切り出すのはなかなか面倒です。
そこでシリコン型のゲートを切るカッターを製作しました。
130708-1a.jpg

130708-3a.jpg
具材はタミヤのエッチングノコ。黄色で囲った部分を使用します。
エッチングパーツの枠などでもいいのですが、タミヤのエッチングノコは
アートナイフにはさめるようになっているのでこちらを使っています。
あと、エッチングパーツは真鍮などのやわらかい材質が多いので、
強度を考えてステンレス製にしています。
厚さは0.1mmです(それ以上は切り出すのが大変)

130708-4a.jpg
黄色のラインのところでカットします。
星のマークをぶった切るとバチがあたりそうなのでマークの外側で切り出します。
結果、刃の幅もちょうどいい感じになります。

130708-5a.jpg
アートナイフの刃を1ヶ犠牲にして切り出します。前後にひたすらガリガリと…

130708-6b.jpg
こんな感じに切り出ます。切り口はダイヤモンドやすりで整えます。
黄色の部分は刃になるので斜めにけずったあとペーパーで仕上げます。
ためしに砥石で研いでみましたがあまり差はないようです。
折り曲げて最初の画像の状態にします。

130708-2a.jpg
アートナイフにセットできます。

130708-7a.jpg
切り出してる状態。結構シャッと切り出せます。

130708-8a.jpg
太い線用と細い線用を作ってみました。細いゲートでも均一な太さで切ることができます。

…おい!原型はどうした?!
スポンサーサイト



デカールの黄変対策

デカールは古いものになるとニス部分などが黄ばんできます。
日光にさらすとキレイになると言われていますので実際に試してみました。

今回のサンプル
110612-1a.jpg
なにもこんな貴重なデカールでテストせんでも、という声が聞こえてきそうな…。
 ※スミマセン、テスト前の比較写真を撮り忘れていました。上のサンプルはテスト後のものです。

こんな感じで屋外にさらします。
110612-2a.jpg
ホコリよけにビニール袋に入れて、飛んでかないようにガムテープで固定します。
にわか雨なんか降ってきた日にゃ、とんでもないことになるのでそのまま貼り付けるのはやめましょう。
大きいものになると風でばたついたりして折れ曲がる原因にもなるので固定はしっかりします。
実際にテストしたのは5月初旬の晴れの日です。3時間ほどこの状態にしていました。

天日干し後の比較
110612-3b.jpg
 ①:天日干ししたもの
 ②:天日干ししてないもの
画像ではわかりにくいかもしれませんが効果ははっきり出ています。
黄ばみが取れて、白部分もキレイになりました。

<この方法を試す場合はオウンリスクでお願いします>
今回のテストでは問題はありませんでしたが、長時間日光にさらすと
デカールがひび割れるという話も聞いたことがあります。
また夏場の直射日光では強すぎるかもしれません。
リスクを伴うものなので各自のご判断で行ってください。

エッチングノコでのスジ彫り

スジ彫りで使う道具は人それぞれだと思いますが、
飛行機のパネルラインを彫る場合はエッチングノコを使っています。

タミヤ 精密ノコギリⅡ(スジ彫用)
110611-1a.jpg
いろいろなメーカーから発売されていますが今はタミヤのエッチングノコを使っています。
変な形をしていますが、折り曲げた部分がそのまま取っ手になります。

アートナイフにそのまま取り付けられます。
110611-2a.jpg

刃のサイズはアートナイフの刃に近いので、使い慣れた感覚で使用できます。
110611-3a.jpg
アートナイフと両方用意しておくと、いざ使う時に間違えてしまうのはご愛嬌。
精密ノコギリⅡ(スジ彫用)は普通のエッチングノコより刃が小さくなっています。
刃先がたわまないのでスジ彫りするのには使いやすいです。

精密ノコギリⅡ(スジ彫用)の折り曲げについて
110611-9b.jpg
110611-5b.jpg
 ①:タミヤ 精密ノコギリ (エッチング製)
 ②:タミヤ 精密ノコギリⅡ(スジ彫用)
①はタミヤのエッチングノコの通常タイプ、こちらは手だけで普通に折り曲げています。
画像①左側の峰の長い部分も問題なく折り曲げられます。
対して精密ノコギリⅡ(スジ彫用)を手で折り曲げようとするとなぜか反ってしまいます。
(画像②右側、矢印部分 / ちょっとわかりづらいですが…)
こちらの方は折り曲げる際、定規などを当てた方がいいと思います。
110611-6a.jpg

スジ彫りがはみ出した場合は瞬間接着剤で埋めます。
110611-7b.jpg
普通のパテのほうが削りやすいのですが、すぐに作業できるのと
後々引けにくいので瞬着を使っています。

スジ彫りのはみ出し埋めにはゼリータイプを使います。
110611-8a.jpg
普通のさらさらタイプだと、スミ入れよろしく修正箇所以外に
じゃんじゃん流れ込んでくれやがりますので気をつけてください。

コピーをプラ板に転写する方法

すでにされている方も多いとは思いますが、コピーをプラ板に転写する方法のご紹介。

何はともあれ、写したいもののイラストを用意します。
110602-1a.jpg
裏返しになるのでミラー反転をお忘れなく。
カッティングプロッターをお持ちのブルジョアモデラーの方は、ここでほぼ終了なので
以降を見る必要はございません。

この方法はレーザープリンターのトナーを転写させる方法です。
一般的な家庭用プリンターはインクジェットなのでそのままでは転写できません。
印刷したものはコンビニなどでコピーして使用します。
私が使っているプリンターのインクは染料で、ブラックだけ顔料と染料を両方使用しているタイプですが
オール顔料インクのプリンターだと、どうなるかは謎です。

ちなみに家庭用レーザープリンターをお持ちのブルジョアモデラーの方は(以下略)

コピーを裏返してプラ板に当て、ラッカーシンナーをしみこませた綿棒で転写します。
110602-2a.jpg
使用したシンナーはMr.カラーうすめ液。
少しだとあまりキレイに移らないので、結構たっぷりしみこませます。

アクリルシンナーやエナメルシンナーでは転写できませんでした。
タミヤのエアーブラシクリーナーのようにプラを溶かす強めのシンナーでも転写させることはできます。
こちらの方がくっきり写すことはできますが紙がプラ板に張り付いてしまいますので
うすくしみ込ませた綿棒でサッとこすったあとすぐに紙をはがします。

1回でキレイにいくとは限りませんので、何回か試してみてうまくいったものを使用します。
110602-3a.jpg

プラ板の表と裏での違いの比較
110602-4b.jpg
プラ版にはツルツルの面と梨地の面があります(どっちが表だ?というのは置いといて…)
 ①:ツルツルの面
 ②:梨地の面
一概には言えませんが、ツルツルの面のほうがうまくいく感じでした。

ツルツルの面にペーパーを当てた場合
110602-5b.jpg
見えにくいですが①はそのまま、②は♯1500のペーパーを当てています。
ペーパーを当てた方が付きはいい感じがしますが、時と場合によります。
おまじない的なものかも知れません。
プロフィール

大王

Author:大王
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR